イオンは4月9日から、全国約1万店舗のグループ各社でPB「トップバリュ」75品目を値下げする。対象商品は、冷凍食品や調味料、サラダ油、ティシューペーパーなど生活必需品を中心に、コーヒーやワインなど嗜好品も含む。手頃な価格を打ち出し、消費者の節約志向に応える。

 物価高騰を背景に消費者の価格意識が一段と高まっている中、イオンは今回の値下げ企画を「半年以上前から計画」(森恒之取締役副社長)しており、輸送方法や製造ラインを見直すことでコストを削減、価格に反映した。例えば、対象商品の「あらびきポークウインナー」は、製造委託先の工場を従来の2カ所から1カ所に集約し、調達コストを抑えたことで従来の298円(税抜き、以下同)から278円に価格を引き下げた。

左から、森恒之取締役副社長、土谷美津子社長、髙橋幹夫本部長

価格抑制を実現した商品群

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