ヤオコーは、1月14日開催の取締役会で、持株会社「ブルーゾーンホールディングス」を設立することを決めた。6月24日開催予定の株主総会での承認等の手続きを経た上で、10月1日に設立する予定。社長にはヤオコーの川野澄人社長が就任する。
持株会社は、ヤオコーの単独株式の移転により設立。まず、ヤオコーが現在のグループ子会社や関連会社を維持したまま持株会社の完全子会社となり、本株式移転の効力発生後、ヤオコーの子会社を持株会社が直接保有する子会社として再編する。なお、再編の具体的な内容や時期については、決定次第発表するとしている。
持株会社体制への移行の狙いとして、スーパーマーケット業態とディスカウントストア業態それぞれが深化することで商圏シェアアップを図るとともに、各社が独立運営することで、独自の強みを磨いていくことを挙げた。また、グループの経営管理機能と業務執行機能を分離し、意思決定の迅速化、事業責任の明確化を図ることで、グループ全体の競争力強化も目指すとした。
なお、持株会社は、M&A・新規事業開発・ESG対応などのグループ経営の戦略立案、グループ全体のリスク管理、管理部門のシェアードサービスという三つの機能を担う予定だ。