しまむらの2025年2月期上期決算は、売上高が前年同期比4.3%増の3305億円、営業利益が同4.1%増の314億円と増収増益で着地。売上高、利益ともに上半期としては過去最高を記録した。
事業別業績は、各事業ともに、自社開発ブランド(PB)やサプライヤーとの共同開発ブランド(JB)の品揃えを拡充したことや、インフルエンサーとのコラボ企画など、多様な販促手法を導入したことで、売上高が前年を上回った。とくに主力のしまむら事業は、高価格帯PB「クロッシープレミアム」の拡大や、JB「シーズンリーズン」などで素材にこだわり、商品の単価を上げたことが、売り上げ拡大につながった。このほか、台湾の思夢樂事業も、オリジナル商品の拡大やデジタル販促の拡大を推進した結果、前年を10%上回る好業績を上げた。