イオン及びイオンモールは、9月21日、ベトナム中部エリア1号店となる「イオンモール フエ」をグランドオープンする。同国では7店目となる。
同モールが立地するフエ市の人口は65万人。世界遺産「フエの建造物群」を始め、文化施設や教育施設も数多く集積する文化教育都市としても知られている。
また、2025年までには市域の拡張が行われ、中央直轄市への格上げも予定されるなど、今後の経済発展が見込まれ、ニューファミリー層や中間所得層などの人口増が期待できるエリアだ。
イオンモールフエは地上4階建て。延床面積は約13万8000㎡。基本商圏は、車で30分圏内とし、フエ市の人口約65万人をターゲットとする。そのため駐車台数は地域最大級となる約1200台、バイク駐車台数約8000台を完備した。
出店するテナントは、1〜3階で営業するイオンフエ店を核店舗とし、無印良品やH&Mなど、約140店のテナントが軒を連ねる。なお、全店舗の約70%(83店舗)がフエ市初出店。ベトナム初出店の店舗も9店舗ほど出店する。
1階はH&M、ADIDASなど、「インターナショナルファッション&アクセサリー」「レジャー&スポーツ」関連のテナントを集積。また、フエ市の新しい庭「サンクンガーデン」を施設の南側に面して設置し、毎日夕方18時からは、花や滝など、四季折々の自然あふれるプロジェクションマッピング映像を投影する。
2階は「ファッション」「ホームファッション・ライフスタイル」ゾーン。日本発のライフスタイルブランド「MUJI」がフエ市に初出店。家具、家電、文房具、 衣料品、食品、コスメ、日用品など、シンプルで機能的な商品を幅広く取り揃える。
3〜4階はアミューズメント・レストランをメインとし、「イオンホール」を二つ、バラエティ豊かなベトナム料理を始め、日本や韓国、西欧料理が味わえる「フードコート」、フエ市初の6スクリーンを展開する「シネマ」などを展開する。
核店舗であるイオンフエ店は、1階から3階で営業。店舗面積は約1万1000㎡だ。
1階の食品売り場はフエ市最大級で、食品全体で約1万2000品目を展開する。その内、鮮度や原産地にこだわった生鮮食品を約1000品目販売する。
目玉となる惣菜売り場もフエ市最大規模で展開。 イオンベトナムの惣菜を、最大規模の約500品目取り揃えた。 寿司は個包装した商品から大勢で食べることのできるパーティ用まで取り揃え、 イオンベトナムとして初めて海鮮丼を発売。 そのほか、おでん・天ぷらなど、日本食も約100品目販売。また、ベトナム料理においても地元フエの味を再現した新商品を開発し、販売する予定だ。
食品以外では、イオンベトナムオリジナルのレディースヤングカジュアル「MY CLOSET」をはじめ、H&B「グラムビューティーク」、マタニティからベビー・キッズまでの商品を取り揃えた「キッズエリア」を展開する。