今年2月のランサムウェア感染の影響で発表が遅れていたイズミの2023年度(24年2月期)決算が6月27日に発表された。例年より2カ月遅れての発表だ。

 前期は、ランサムウェア感染により、店頭サービス・品揃えなどで一部混乱が生じ、販売機会損失などにより、営業収益で約9億円の影響が発生した。ただ、感染が2月15日と期末であったことから、業績全体への影響は限定的で、通期の営業収益は前期比2.4%増の4711億円と拡大した。営業利益は314億円で、同6.6%の減益だが、もともと積極的な活性化投資により減益を見込んでいたためで、計画比では微増となった。

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