JDドットコムがオンデマンド小売り「JDナウ」でインスタントデリバリー(即配)を強化する。
インスタント・ショッピング・サービス「JDショップナウ」と「JDDJ」を統合したもので、50万以上の実店舗から幅広いプレミアム商品を中国の2300の県と市の消費者に最速9分で届ける。
中国ダダ・ネクサス社が手がけるオンデマンド・デリバリー・プラットフォーム「ダダ・ナウ」を使い、オペレーションとフルフィルメント・テクノロジーを改善。顧客は配達遅延の可能性をカバーする保険オプションを利用し、最短9分の超高速玄関先配達を利用することができる。
JDアプリのフロントページにJDナウのコーナーを設置し「生鮮食品」「花とケーキ」「スーパーマーケット」「コーヒーとミルクティー」「医薬品」の五つの主要カテゴリーを紹介している。表示はユーザーの場所や買い物の好みに基づいて随時更新され、割引なども強調される。デジタル製品、ベビー用品、ペット用品などのカテゴリーも追加されている。
JDナウの新しいロゴでは、JDのマスコットキャラクターである「JOY犬」が竹とんぼをつけているのが特徴(写真、ドラえもんのタケコプターをオマージュか)。JDナウの配達ライダーは、竹とんぼを乗せたヘルメットとレーシングスタイルの新しいユニフォームを着用。花や生鮮品を運ぶため、黒い手袋をはめたライダーは荷台にミニ冷蔵庫を搭載している。
中国国際電子商取引センターの調べによると、中国のオンデマンド小売市場は急速に成長しており、2024年には1兆元を超えると予想されている。