マミーマートはこのほど、生鮮DS業態の「生鮮市場TOP」(写真)でネットスーパー事業を展開すると発表した。ネットスーパーのシステム開発を得意とする10Xと組む。事業は年内のスタートを予定している。

 SM業態のネットスーパー参入はもはや一般的だが、DS業態の参入は珍しい。同じDSではオーケーが21年10月にネットスーパー事業を開始。対象はオーケークラブ会員で店頭で会員カード発行費用200円を支払い、別途ネットスーパー利用料金として200円を払う必要がある。また最低注文金額は他では類を見ない1万円に設定するなど、収益性を意識したモデルとなっている。

 そもそもDSは粗利益が低く設定されている。「儲からない」と言われるネットスーパー事業において、マミーマートがどのような料金体系を採用するか、また商品価格や品揃えをどうするか。業界関係者の興味をひきそうだ。