ピザハット買収でBtoCに進出

「あれはみんなが驚いた」。ヤマエグループホールディングス(HD)の大森礼仁社長は、昨年8月のピザハット(日本ピザハット・コーポレーション)買収をそう振り返る。BtoBの卸事業を営むヤマエだが、「BtoCビジネスも手掛けてみたいと考えていた」(大森社長)。決め手の1つは外食チェーンの取引先が多い中でバッティングしなかったこと。「日本ではドミノに次いで店舗数は2番目。まだ出店の余地がある。特に9州は店が少ないので今後増やしていきたい」と大森社長は力を込める。

 ヤマエのM&A戦略は食品卸業界の中で異彩を放っている。前期のM&A案件は住宅販売のアスティーク、米卸の福岡農産、飼料畜産の丸永、FCPロジスティクス(現・YGL)をそれぞれ完全子会社化。さらにシンガポールの輸入食品卸アルコマーケティングに60%、過去から資本関係のあった畜産のクイックスに65%まで出資して子会社化。食品リサイクルを手掛けるトワードには30%の出資を決めている。

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