オーケーは、2022年9月期(22年度中間)業績を発表した。

 単体の売上高は2704億4100万円(うちテナント収入を除く売上高は 2703億4400万円、前期比2.8%増)、営業利益は140億2400万円(同11.3%減)、経常利益146億1900万円(同11.0%減)、中間純利益は100億4100万円(同9.5%減)で、増収減益となった。売上高既存店前年比が0.4%減、同客数は1.0%増と伸び悩んだ一方、販管費が457億6100万円(同7.8%増)と膨らんでおり、中でも水光熱費が大きく上昇した。なお、今期より新会計基準を適用しているため、テナントを含めた売上高と営業収益の前年同期比は公表していない。

 前年上期の売上高は前の期と比べて2.1%増、既存店は0.5%減で、前期に続き今期も既存店が伸び悩んだ。

 販管費増の影響で、売上高にテナント売上高と不動産収入を加えた営業収益に対する販管費率は16.9%となり、前年に対して0.8ポイント悪化。営業利益率は5.2%で、同じく前年に対して0.8ポイント悪化し6%台を割った。

 一方、連結決算では売上高、営業利益共に前年割れとなったが、為替差益で同約80億円の営業外収益を計上しており、経常利益は31.9%増の263億円となった。

 上期は4月に千葉幸町店(千葉市)、7月に上板橋店(東京都板橋区)、8月に新座北野店(埼玉県新座市)の計3店舗をオープンした。

 下期は11月に港南台店(横浜市港南区)と12月に下瀬谷店(同瀬谷区)をオープンしたほか、23年1月に鶴ヶ峰店(同旭区)、2月に市川田尻店(千葉県市川市)、3月に青葉台店(横浜市青葉区)などの出店を予定している。

 オーケーは、「当社の売価が、競合に対し圧倒的に勝てていない」ことを課題として挙げ、「下期に商品を見直し、EDLPを一層徹底する」としている。