あらたの2023年3月期上期決算は、売上高が前年同期比3.7%増の4452億円、営業利益10.3%減の63億円、経常利益8.6%減の69億円、四半期純利益10.8%減の46億円と、増収減益となった。

 売上高は取引拡大により過去最高となった。小売業、メーカーとの連携・協働を強化しインストアシェア拡大、需要変化を見据えた品揃えや提案の強化、注力カテゴリーのヘルス&ビューティーとペットの伸長が主な要因だ。須崎裕明社長(冒頭写真)は「この傾向は下期も続き、売上高の伸長は今後も継続する見込み」と語った。

 業態別では、売上構成比の5割以上を占めるドラッグストアが5.8%増と拡大したほか、ホームセンター0.8%増、スーパーマーケット0.6%減、ディスカウントストア3.7%増、GMS3.8%減、ECやバラエティー業態を含む、その他のカテゴリー5.8%増と好調に推移した。

 利益面では、コロナ下における生活変化や季節要因などにより売上総利益率は微減。販管費率は燃料高騰の中、商品単価増、小口単価増および生産性向上施策による物流効率化により前年同水準に抑制することができた。

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