物流の改善で大幅増益を達成

 いよいよ踊り場からの脱却となるか。三菱食品の2022年3月期業績は、売上高は1兆9556億円と、新会計基準を適用した前期と比べて減収となったものの、経常利益は204億円と前期比35億円増の大幅増益で過去最高を更新した。12年の三菱系卸4社合併による三菱食品誕生から10年。基幹システムや物流網整備のための先行投資で収益性の低下が続いてきたが、「これからは成長に主眼を置いた第2ステージへの変革を図っていく」と京谷裕社長は決算説明会の席で意気込みを語った。

 売り上げよりも収益性。前期の決算ではそんな三菱食品の姿勢が明確に浮かび上がった。カテゴリー別では、加工食品と低温食品の売り上げが微減。加工食品は家庭内需要増の反動減が主だが、低温食品は不採算取引を無理に取りに行かなかった結果だ。酒類はディスカウントストアとの取引増で微増収。菓子はハリボーの宣伝強化などで取り扱いが好調だった一方、低温同様、不採算取引から引いたことで、こちらも微増に留まった。業態別ではメーカー、卸売(2次卸)、ディスカウントストア、コンビニが増えたものの、スーパー、ドラッグストア、業務用で落とし、全体では減収での着地だ。

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