経常利益は岩盤収益として確実に稼げる力がついた

 三菱食品の2023年3月期決算は、売上高1兆9968億円(前期比2.1%増)、営業利益234億円(同23.1%増)、経常利益252億円(同23.5%増)、当期純利益171億円(同22.8%増)と、増収大幅増益での着地となった。

 行動制限緩和に伴う内食需要減少しや不採算取引の見直しなどによる減少分を、復調した業務用の取引がカバーし売り上げは拡大した。利益面では、営業利益以下すべてが22%以上と大きく増加。とくに経常利益は、「中期経営計画2023」(21~23年度)の定量目標である220億円を30億円以上上回る252億円で最高益となり、中計目標を1年前倒しで達成。京谷裕社長は、「経常利益250億円の水準は、岩盤収益として確実に稼げる実力がついたことの表れ」と評価した。

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