バローホールディングス(HD)は5月12日、横山悟取締役副社長(冒頭写真、アクトス社長兼務)が社長に昇格すると発表した。6月30日の株主総会を経て就任し、アクトス社長兼務は継続する。1994年に就任以来、28年間務めてきた田代正美会長兼社長は会長兼CEOに就く。今回の社長交代についてバローHDは、「会長がCEOとして経営の責任を担い、社長が執行責任者として推進する強固な経営体制とし、さらなる成長と企業価値の向上を図るため」としている。

 横山氏は1956年生まれの66歳。94年にバロー入社。98年にアクトス取締役に就任し、2005年タチヤ会長、06年1月アクトス社長を経て、同年6月バロー取締役。18年にバローHD副社長に就任していた。

 また事業会社のトップ人事も発表。バロー社長には森克幸専務取締役(バローHD取締役、タチヤ会長兼務)が昇格し、社長の田代氏は会長に就く。タチヤでは武田大輔専務取締役(てらお食品会長兼務)が社長となり、坂本勝社長は副会長に就任する。