PALTACが環境配慮型商品の開発を推進
PALTACが環境配慮型商品の開発、販売に力を入れている。4月27日、PALTACは傘・レインウェアの製造販売を手掛けるサエラ、資源循環型の原料調達を行うTBMの3社で再生プラスチックを活用した、つかいすてない傘「サステナブレラ」（税込1100円、サイズ65㎝）を発表した。4月末からコンビニやスーパー、ドラッグストアなどで販売。初年度販売は50万～70万本を目標に掲げている。
一般的な傘は国内で年間約6000万本、毎日約10万本以上が廃棄されている。特に、使い捨てのビニール傘はビニール、金属、プラスチックなどの複雑な素材構造であることから、環境問題の高まり合わせて、ビニール傘は分別しにくいリサイクルに向かないゴミとして社会問題化している。そこで傘生地とハンドルはTBMが提供するリサイクル素材「CirculeX（サーキュレックス）」を使用し、骨部分には伸縮性や耐久性に優れ壊れにくい強化プラスチックを使用。さらに金属を一切使わないことで、風にも強く、錆びもない機能性の高い傘を作り上げた。デザインは、デザインスタジオエス代表の柴田文江氏が手掛け、傘では希少なグッドデザイン賞を受賞した。
「サステナブレラ」はグッドデザイン賞を受賞するなどデザイン性にも優れている
