コープさっぽろは2月24日、北海道内の組合員向けに展開する「宅配システム トドック」で無印良品の商品の取り扱いを始めると発表した。取り扱いは、3月の第4週企画からで、対象商品は、食品、スキンケア用品、靴下、タオル類、調理小物など約120アイテムを予定しており、今後、ラインアップをさらに拡大していく方針だ。 

 約42万世帯が利用するトドックで取り扱うことで、良品計画は、道内の無印良品のない地域に住む消費者に商品を販売することができる。一方、コープさっぽろは、人気の高い無印良品をラインアップに加えることで、利用単価の拡大が期待できる。

 良品計画は、現中期経営計画(2021年9月~24年8月)で、店舗が地域のコミュニティセンターとしての役割を持ち、地域課題に対して取り組むことを使命の一つに掲げている。北海道では昨年11月、コープさっぽろが開店した「コープさっぽろやまはな店」(札幌市中央区)内に、無印良品として道内初のスーパーマーケット隣接店「無印良品コープさっぽろやまはな」を開業し、連携を進めてきた。