「けんコミ」設置の多機能店舗

 競合ひしめく激戦地で存在感を示せるか――。サミットは昨年12月1日、東京都葛飾区にサミットストア亀有駅北店を開業した。JR亀有駅の北側、東部地域病院が隣接する、住友商事が開発した新築マンションの敷地内に出店。売り場面積は498坪とサミットとしてはやや小ぶりだが、ドラッグストアのトモズを併設。さらに血圧や血管年齢、糖化度などの測定器を八つ備え、結果をもとにトモズの管理栄養士がアドバイスをくれる「健康コミュニティコーナー」(けんコミ)も新店で初めて設置。スーパーとドラッグストアの連携で、お客の健康を支える多機能店舗となっている。

 一方で、同店の周囲には競合スーパーが数多い。サミットが第1競合と捉えているイトーヨーカドー亀有駅前店を始め、歩いて5分とかからない距離にはマルエツ亀有店、ビッグ・エー足立東和店、さらに500m圏内にはまいばすけっとが3店舗、駅ナカには澤光青果、ニュー・クイックなどの生鮮専門店が入っており、環状7号線を渡ればアリオ亀有もある。対するサミットは周囲に既存店がないドミナントの空白地帯。知名度がない中でのスタートとなる。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから