デリバリーサービスの「Wolt(ウォルト)」が、食品や日用品の即時配達サービスに乗り出す。12月2日より、配達専用スーパー「Wolt Market(ウォルトマーケット)」を立ち上げる。札幌市内にダークストアを2拠点開設し、約2000品目の商品を注文から30分程度で届ける。営業時間は10:30~21:30で、配達料金はダークストアから1km未満で99円、1kmから2km未満で199円、2kmから3km未満で299円、3km以上で399円となる。

 運営するのはWoltを展開するWolt Japan株式会社の関連会社、Wolt Market Japan。ダークストアは札幌が初で、今後は全国展開を目指す。

 またWolt Japanは札幌市内で食品スーパー(SM)商品の配達に乗り出す。北雄ラッキーと提携し、12月2日から「ラッキー篠路店」(札幌市北区)でのデリバリーサービスを開始する。札幌市内のSMとの取り組みは初めて。

 すでに札幌市以外ではアークスグループ、コストコと組んでおり、旭川市では道北アークスの「スーパーアークス ウエスタン北彩都店」と10月27日から、帯広市では福原の4店舗で10月29日からサービスを始めた。11月21日からは「コストコ札幌倉庫店」からのデリバリーも開始している。 

「Wolt」は2014年にフィンランド・ヘルシンキで創業したデリバリーサービス。ECで注文した食品や日用品を約30分程度で届ける「Qコマース」(クイックコマース)を展開。現在、サービスの提供エリアは、世界23カ国200都市以上、日本では21都道府県36エリアになる。北海道では、昨年6月に札幌でサービスを開始、これまでツルハやローソン、セコマなどがサービスを導入している。

(トップ画面は、Woltの軽貨物車両)