キャッシュレスサービスを提供するアララは9月10日、持分法適用関連会社のバリューデザインとの業務提携の検討を開始したと発表した。

 アララは8月25日にバリューデザインの株式33.28%を取得し、持分法適用関連会社化し、同日より同社と協議を開始。キャッシュレスサービスを活用してメーカーの販促活動を支援するチャージバックや地域マネーの展開、店舗DX化支援などを今後の成長戦略として掲げるアララと、ハウス電子マネー導入済み企業を対象にQRコード決済サービスなどとの接続サービスやデジタルギフトサービスを提供しているバリューデザインが業務提携することで相互補完が可能になること、今後想定される他の決済サービス事業者との競争激化や、DXを中心とした成長戦略でも認識が一致した。

 両社は、それぞれの販売チャネル拡大やサービス開発力の強化を目的にプロジェクトチームを設置。営業およびサービス提供における協業、店舗の販促・集客を中心としたマーケティング領域におけるDX関連サービスの開発・展開、両社のサービス・事業間のシナジー創出、新規サービス・事業の開発などで具体的な内容検討を進める予定だ。

(写真はアララのキャッシュレスシステムを採用した全日食チェーンのハウス電子マネーカード)