ヤオコーの新ディスカウント(DS)業態「フーコット」が上々の立ち上がりを見せている。8月3日にオープンした1号店の飯能店(埼玉県飯能市)は、同社傘下のDSエイヴイのノウハウをベースに、「圧倒的な安さ、鮮度、品揃え」の店づくりを実現。近隣は同じく埼玉地盤のベルクがドミナントを築くエリアだが、その中において既に圧倒的な集客力を見せている。

 フーコット飯能店は、東飯能駅から車で10分弱のNSC内の食品スーパー跡に立地。8月中旬の平日、昼前に店舗を訪れると、あいにくの雨模様にもかかわらず、平場の駐車場はほぼ満車だった。NSCにはマツモトキヨシ、ダイソー、西松屋と強いテナントが揃うが、中でも一際賑わうのがフーコットだ。店内のお客はざっと150人。客層は夏休みの子供連れから老夫婦、1人暮らしと思しきお客まで幅広い。大抵のお客はまとめ買いのため、カゴいっぱいに商品を詰め込んでいる。カートにカゴを2、3個載せるお客や、飲料などを箱買いするお客も珍しくない。

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