ポートフォリオの見直しが迫られる業務用卸

「新型コロナウイルスの影響で業務用卸が最悪な状態だ」。トモシアホールディングス(HD)の竹内成雄社長は、業務用卸子会社の苦境をこう語る。例えば、関西地区の酒類卸のマスダは4月の売り上げが前年比3割程度、5月に入っても同5割だ。寿司食材卸の大倉も4月は前年比5割、5月は同7割となった。6月は5月よりも上向きの傾向となったが、取引先である居酒屋チェーンが店舗の大量閉鎖を発表したことを受け、竹内社長は、「外食産業がコロナ収束後に以前の水準に戻るかと言えば厳しい」と悲観的な見方を示す。

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