アインホールディングス(HD)は8月25日、香港投資ファンドのオアシスが急速に株式の買い増しを行っているのを受け、対抗措置を導入すると発表した。一定条件のもとで新株予約権の無償割り当てを実施し、オアシスの株式持ち分を希薄化させる。

 オアシスは24年4月時点でアイン株を14.89%保有していたが、今年4月以降、急速に買い増しに動いており、8月20日には22.24%まで保有していることを明らかにしていた。また保有目的は純投資としている。

 これに対し、アインは2度にわたり保有目的や最終保有比率などについて質問状を送付したものの、明確な回答がなかったことから、オアシスによる大規模買付行為等への対応方針を決めた。

 同日付で、独立社外取締役3人で構成する独立委員会を設置。またオアシスが22.24%以上の株式取得を目指す場合には、同社に60営業日前までに趣意説明書を事前に提出するよう求める。

 この内容を受け、アインHD取締役会が60営業日以内に評価を行い、反対する場合は株主総会を開催、株主の賛同を得た場合に、新株予約権の無償割り当てを実施する流れとなる。

 今後はオアシスが保有比率をさらに引き上げるかどうか、またアインの対応に株主がどのような判断を示すかが焦点となる。