「世界3位の背中が見える」新生ツルハが本格始動
当初の予定を2年早めて、急ピッチで進められたツルハホールディングス(HD)とウエルシアHDの経営統合。2026年はこの巨大連合の滑り出しが注目されるとともに、大型再編を受けて合従連衡が活発化する1年となりそうだ。
新生ツルハは売上高でも店舗数でも国内シェアの2割超を占める最大勢力。26年1月にはイオンがツルハを連結子会社化し、3社連携により3年間で500億円のシナジー創出を計画する。12月の会見ではツルハHDの鶴羽順社長(冒頭画像中央)が「統合により世界3位の背中が見える位置に立った。今後は世界でも存在感を示していく覚悟だ」と決意表明。新たなグループビジョンに「人生に寄り添うライフストアへの進化」を掲げ、来春には統合の象徴として付加価値型の新PB「からだとくらしに、+1(プラスワン)」の展開を始める。
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