ロピアを展開するOICグループは1月20日、グループ内企業の経営者や役員を育成する「社長100人プロジェクト〜経営者育成塾」の社内公募を開始した。年間約10人を選抜し、最終的には100人の経営者の輩出を目指す。
同プロジェクトでは、企業研修等を手掛けるAoba-BBTと共同で開発する座学・実践を含む2年間の経営者育成プログラムを実施する。オンデマンド講義と月1回程度の対面研修を軸に、マーケティング理論やグループの関連企業における実例を活用したものなど、多岐に渡る教育コンテンツをオリジナルで用意している。
対象者は、グループに2年以上勤務する中堅以下の社員で、現在1000人ほど在籍している。
プログラム修了生はその後、グループの代表や役員となり、複数の事業会社を経験することで、グループ全体を支える幹部人材となっていくことが期待される。高卒で入社した社員は最短で23歳で社長になることも可能だ。
OICグループは2031年までに「売上高2兆円、グループ企業100社」を目指しており、経営者の確保が急務となっている。こうした中で「グループの理念や企業文化を理解した上で適切に事業を推進し、マネジメントを行える経営人材が必要と判断。外部より内部からの登用が適切であるとし、今回のプロジェクト導入を決めた」としている。