あらゆる情報が氾濫する昨今、戦略的な情報発信を担当する「広報」の価値が見直されている。本連載では、資生堂の広報部長、エバラ食品工業のコミュニケーション本部長などを歴任した上岡典彦氏を「講師」に招聘。誌面レクチャーを通し、広報活動のあり方に迫る。

まずは「常備薬」の見直しから始めるべき

 今回は前編に引き続き、危機管理広報――リスク・クライシスコミュニケーションについて解説していきます。まずは言葉のおさらいです。リスクコミュニケーションは企業が抱える潜在的なリスクについて関係者と事前に情報を共有し、対話を通じた相互理解を図る、いわば平時のコミュニケーション活動です。一方、クライシスコミュニケーションは事故や不祥事などに直面した際、被害を最小限に食い止めるため、的確な情報をステークホルダーやメディアに迅速に伝える緊急時のコミュニケーションといえます。

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