いなげやは4月、東京都と神奈川県に2店舗出店する。
同月9日に神奈川県川崎市にオープンする「川崎中野島店」は、JR南武線「中野島駅」南口より徒歩11分の府中街道沿いに立地する。開店から45年が経過した旧店舗を、約1年2カ月間の休業期間を経て、建て替えオープンするもの。売り場面積を従来の約1.5倍(471坪)に拡大することで、品揃えの充実を図る。同店を中心に東側を川崎登戸店、南側を川崎生田店、西側を稲城矢野口店がカバーすることで、ドミナントを形成する。 年商目標は16.7億円。
川崎中野島店では、豊富な品揃えをウリに、生鮮3品は鮮度の高さを打ち出す。青果は、野菜や旬のフルーツを日替わりの値打ち価格で提供するほか、糖度・熟度・産地(生産者)・品種の切り口で美味しいフルーツを「こだわりま撰果(せんか)」の名称で販売する。 鮮魚は、「鮮魚鮨」を導入し、季節魚の生ネタを盛り込んだ魚屋ならではの鮨や海鮮丼、太巻きなどを展開。精肉では、宮崎県で限定生産された「宮崎県産ちとせこの華牛」を提供する。
このほか、惣菜では、厚焼き玉子を中心に「鉄板メニュー」コーナーを展開するとともに、健康志向のお客への対応として、美容や健康面で注目されている「糀」を使用した商品を提供する。
一方、同月24日、東京都あきる野市にオープンする「ブルーミングブルーミー あきるのプレイス店」は、JR五日市線「秋川駅」北口より徒歩4分に位置する4階建ての商業施設「あきるのプレイス」の1階にテナントとして出店する。同店を中心に西側をあきる野北伊奈店、南側をあきる野雨間店、北側をあきる野新草花店がカバーすることで、ドミナントを形成する。年商目標は24.8億円。
約613坪の売り場では、鮮魚・精肉(加工肉除く)については、専門店が入居しているため同社での取扱いはない。鮮魚は「魚力」、精肉は「壱丁田」が出店する。青果は、川崎中野島店同様、鮮度を訴求し、ブーケ型レタスや産直野菜、有機野菜を販売する。惣菜は、店販メニューのほか、「大阪王将」コーナーを常設し、名店の味を毎日提供する。
なお、同店舗が入居する商業施設「あきるのプレイス」は、今年1月に閉店した「あきる野とうきゅう」からリニューアルした施設で、24日にオープンする「ブルーミングブルーミー あきるのプレイス店」は過去入居していた「東急ストア」の跡地、改修工事を行いオープンするものだ。出店テナントとして、同店舗の向かいにはドラッグストア「ツルハ」のほか、2階フロアには衣料品「しまむら」、3階フロア一面は家具専門店「ニトリ」、4階は本屋「文教堂」、雑貨「ダイソー」が入居する。
・冒頭写真、上が「川崎中野島店」、下が「ブルーミングブルーミー あきるのプレイス店」(リリースより)