ワークマンは1月23日、衣料品店「#ワークマン女子」の店名を「Workman Colors(ワークマン カラーズ)」(以下、Colors)に変更すると発表した。同社が出店拡大を目指す地方では、人口減少により、幅広い客層の取り込みが重要となるため、店名の変更で、男性の集客にも注力する。

 2020年秋に立ち上げた#ワークマン女子は、これまで商業施設を中心に67店舗を展開。作業服を中心に展開してきた同社が不慣れだった女性客の取り込みに成功した一方、多店舗展開を目指すに当たっては、男性客の取り込みも重要となるため、店名の変更を決めたという。

 既に23年秋に銀座店をColorsに変更しており、男性客が10%増加するなど支持を集めている。同社は「Colorsは、地方のロードサイドで、FC出店を進めていきたい。トレンド性を強化して女性客をさらに増やし、当社が強い男性客の取り込みも図る」としている。快適普段着シリーズなど既存の「ワークマン」では扱わない専売品を柱に、男性向けのアイテムも増やすという。

 まず、2月20日、奈良県に出店するColorsに加え、既存店の#ワークマン女子3店舗(浜松市野店、コスパ新下関店、くりえいと宗像店)を改装。今後全店を順次、Colorsに改装するほか、今年6月中旬までに25店舗を新規出店する予定。また、毎年40店舗ずつ増やし、7年後の32年中に400店舗、さらに10年かけて900店舗まで拡大を目指す。