アクシアルリテイリングの2024年3月期は、売上高が前年度比6%増の2702億円、営業利益が同12.8%増の117億円の増収増益で着地した。売上高は人流の回復や値上げの影響もあり過去最高を達成。営業利益以下もトップラインの伸長に伴う粗利益の増加から、いずれも前年度比で2桁の伸びを記録した。
既存店売上高前年比は104.6%。値上げによる客単価の増加もあったが、客数が102.5%と拡大したことも寄与した。原和彦社長によれば「牛乳や玉子といった頻度品の価格を抑えたこと、値ごろなPBの訴求でお買い得感を打ち出すとともに、惣菜の品揃えと美味しさで、お客様の支持を得た」という。