増床を除く改装では過去最大の投資金額

 平和堂の「ビバシティ彦根」が大改装を経て10月27日にリニューアルオープンした。ビバシティは滋賀県彦根市の平和堂本部横にある旗艦店で、売り上げは館全体、直営ともに平和堂全店の中のトップスリーに入る。1996年の開業以降、部分的な改装は行ってきたが、今回は直営に加え新規テナントを導入したほか、屋外に広場を設けるなど、館全体のリニューアルを実施。投資金額29億円は増床改装店舗を除けば過去最大となる。

 改装のポイントは、まずプレミアム感の提案だ。平和堂はGMS業態のアル・プラザを展開しているが、ビバシティ彦根と、今年4月一足先に大改装を行ったアル・プラザ草津は「グランドアル・プラザ」の位置付け。アル・プラザのもう一段上の提案も行うという意味で、松竹梅のさらに上を行く「寿(ことぶき)」ランクの品揃えを強化している。

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