セブン&アイ・ホールディングス(HD)は1月24日、百貨店子会社のそごう・西武の売却を3月中に延期すると発表した。

 昨年11月、米国投資ファンドのフォートレスグループに今年2月1日付で売却すると発表していた。セブン&アイは「必要な所定の条件の充足に向けて交渉を継続しており、株式譲渡の実行が遅れる可能性が高まった」としている。

 一方、セブン&アイは今後のグループ戦略について、取締役との協議を踏まえた内容を3月10日までに発表する予定にしている。ただし、それもそごう・西武売却の行方次第では中身が白紙になりかねない。3月10日までに売却の決着が付くかどうか、引き続き注目だ。