ディスカウントスーパー「ロピア」を展開するロピア・ホールディングス(HD)が2月10日、首都圏で食品スーパーを展開するスーパーバリューの株式を33.16%保有したことが明らかになった。

 2月10日発表の大量保有報告書によると、スーパーバリューの大株主2位であった有限会社ドクターHD(17.76%)と3位の川畑博士氏(14.92%)からそれぞれ全株を取得した。川畑氏はスーパーバリューの元監査役、ドクターHDは同氏が取締役を務めている。取得金額は約22億円。これによりロピアHDはスーパーバリューの2位の大株主となる。1位は有限会社ライト経営で33.47%。

 取得理由についてロピア側は「業務上の関係構築を行うため」としている。

 スーパーバリューは祖業がホームセンターで、その後食品スーパー事業を始め、食品スーパーとホームセンターの複合業態であるスーパーセンターを中心に、埼玉に19店、東京に12店、千葉に3店の計34店を展開している。2021年2月期の売上高は797億円、営業利益13億円。

 *詳細は激流2022年5月号(4月1日発売)「ディスカウントストア特集」で掲載予定