小林製薬は6月22日、「2021年秋の新製品オンライン説明会」をメディア向けに開催した。新製品内覧会は新型コロナ感染拡大防止のため中止となり、取引先には個別に営業担当者が説明した。「“あったらいいな” をカタチにする」をスローガンに掲げ、新市場創造や価値を付加した新製品を提案する。2021年秋は21品目の新製品を8~10月に投入し、初年度売上高41億円を目指す。
新製品では、コロナ禍で意識の高まる「睡眠」と「女性のライフサイクルケア」に合わせた商品群に注力する。開発では商品部門なども完全吸収合併した桐灰化学の温熱技術を活用。新たにサーモ&ウェルネスケアカテゴリーを開拓し、心地よく豊かなライフスタイルを提案する。例えば、寝付きづらい夜に耳を温めて耳からリラックスして安眠を促す温め耳せん「ナイトミン 耳ほぐタイム」(698円)を提案。また睡眠関連商品では、加齢などによって衰える眠る力を改善して、深い眠りをサポートする機能性表示食品「ナイトミン眠る力」(1800円)、たっぷり蒸気でのどを潤すぬれマスク「のどぬ~るぬれマスク」(448円)などで安眠をサポートする。
女性のライフサイクルケアでは、女性の体が生涯にわたって女性ホルモンの影響を受け続けることを説明。その中でプレ更年期から更年期の女性の9割以上の認知度を誇る「命の母」ブランドで、年齢とともに変化する女性の健康をサポートする。50歳からの更年期の人に向けては、体と肌の血を巡らせることで、更年期の症状と肌不調を改善する漢方薬「命の母 メグリビa」(3500円、第2類医薬品)を提案。40歳前後のプレ更年期の女性向けには、和漢成分とエクオール配合の命の母サプリメント「命の母 エクオールと和漢のサプリ」(2000円)、いつまでも若々しくあることを応援してくれるサプリメント「エクオールα プラス美容サポート」(2800円)を提案する。