最重要顧客のメーカーを商品、サービス、物流で支援
今期、国分は、第10次長期経営計画の最終年度を迎えた。今長計が目指すのは、「食のマーケティングカンパニー」。食を扱うすべての事業者を顧客と捉え、顧客ニーズに応えるため、「商品・サービス・物流」などの機能の開発・強化に取り組むことで、「顧客満足度ナンバーワン」を目指す。その根幹となる方策が「地域密着全国卸」だ。エリアカンパニー(AC)が地域を深耕し、そこにカテゴリーカンパニー(CC)が横串を差して全国に展開することでこれを実現する。その一環として、一昨年、中部エリアでは、国分中部と地域卸のトーカンが共同持株会社「セントラルフォレストグループ」を設立して経営統合、地域での事業拡大の道を開いた。さらに昨年は、関西総合センターの稼働により、全国16の大型3温度帯総合物流センター網を完成。各エリアにおける3温度帯一括配送など、物流サービスを提供するインフラを整えた。