外食大手コロワイドは3月10日、カフェチェーンを展開するC-Unitedの全株式を4月1日に取得すると発表した。取得金額は440億円。M&Aによる国内外食事業におけるシェア拡大と収益性の向上を目指す。

 C-Unitedは「珈琲館」「カフェ・ベローチェ」「カフェ・ド・クリエ」など複数ブランドを束ねるカフェグループ。投資ファンドのロングリーチグループが2018年以降、珈琲館、シャノアール(ベローチェ)、ポッカクリエイト(カフェ・ド・クリエ)などを段階的に取得・統合し、2021年にC-Unitedとして再編した。現在は約560店舗を展開するカフェチェーンとなっている。

 C-Unitedの業績は回復基調にある。2023年3月期は営業赤字だったが、25年3月期の営業利益は13億900万円。2026年3月期はさらに上積みして18億2900万円を見込む。コロナ禍以降、カフェ需要の回復を背景に収益力を高めてきた。

 一方、買収するコロワイドの子会社コロワイドMDの2025年3月期は、売上高961億円、営業利益41億円。今回の買収により、グループの外食売上はカフェ事業を加えて一段と拡大。牛角や大戸屋などの主力外食ブランドに加え、約560店舗のカフェ網を取り込み、事業ポートフォリオの強化を狙う。グループ全体で、2030年3月期に連結売上収益5000億円の達成を目指している。(写真はカフェ・ベローチェ)