リカバリーウェアに多くの企業が相次ぎ参入

 国内のアパレル主体の企業はSPA・専門店系、総合アパレル系、セレクトショップ系、スポーツ系の四つに大別される。衣料品などの国内市場規模は約7兆4400億円(2025年商業動態統計)になり、コロナ前の水準にまで回復している。

 だが、価値感の多様化やライフスタイルの変化により、最近の生活者の傾向として、金銭的に少し余裕ができたとしても衣料品や身の回り品にお金を掛けずに、趣味、教養、娯楽に回したいと考える人が増えている。しかも近年は物価高や円安に加え、EC市場の拡大、SNSによる情報発信、サステナビリティへの対応など、アパレル業界を取り巻く環境は大きく変化している。単に「服をつくって売る」だけでは生き残れない時代だからこそ、それぞれの企業は明確な個性と戦略を打ち出し、新たな市場の開拓に動いている。ひと昔前までは、おしゃれでリーズナブルな価格の商品であれば、多くの消費者がこぞって買い求めるという光景がよく見られた。今は、それぞれが自分らしさを表現できているかを重視するようになっている。

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