トライアルカンパニーは9月22日、福岡県那珂川市に小型スマートストア「TRIAL GO(トライアルゴー)片縄9丁目店」をオープンした。同店でトライアルゴーの出店は16店目となる。
新店が立地するのは戸建てを中心とした住宅街だ。1km圏にはマルショク、サニー(西友)、マルキョウなどのスーパーがあるが、あくまでトライアルゴーは足元の小商圏の需要を取り込む狙いと見られる。
トライアルゴーは小型スーパーからコンビニ程度のサイズの店内に生鮮までを置く。片縄9丁目店でも青果、精肉を扱うほか、チラシではカツ丼や握り寿司といった惣菜を打ち出していた。また同店はウーバーイーツにも対応するという。
トライアルゴーは2022年4月の脇田店(福岡県宮若市)を実質的な1号店としてオープン。AIカメラと電子棚札を連動させた「自動値下げ」や、お客が店員の年齢確認を経ることなく酒類を購入できる「24時間顔認証システム」などを取り入れながら、展開を拡大している。
現在は福岡県内の展開にとどまるが、今年3月オープンの今泉2丁目店は福岡市中央区の繁華街にほど近いエリアに出店し、都心攻略型の小型フォーマットとしての可能性も垣間見せた。トライアルは今後、最新のスマート機器の導入を加速し、同業態で駅近や都心部といった未開拓エリアへの進出も見据えている。
(冒頭写真はトライアルゴー今泉2丁目店)