西友は4月10日より、生鮮食品でPB「食の幸」の展開を始めた。品目数は青果7品、畜産14品、水産4品の計25品目で、4月末までに投入する。品目数は順次拡大させる。
食の幸は、親会社がセゾンだった時代に食品のPBの名称に使われていた。当時は付加価値品の位置づけだったが、今回は値ごろで価値ある商品として、それぞれのカテゴリーで基準を定め、バイヤーが選定した商品をPBとして売り込む。
青果は産地指定、生産者指定、品種指定、生育方法へのこだわりを持ちながら、味が良い商品を選び、季節ごとに商品を入れ替える。一例が「肥後浪漫すいか」 (1パック税抜き498円)。1本のつるに1玉のみの栽培方法により、⼤玉で糖度が高くシャリシャリした食感のすいかになる。歴代のバイヤーが毎年産地に出向き、生産者までこだわり、⻑年販売し続けているという。
畜産は西友指定の品質管理がされた産地、⼯場で生産製造された畜⾁であることを条件に、各エリアのこだわりの銘柄豚、銘柄鶏、輸入豚を中心に展開する。水産は生産者がはっきりしており、品質に関してバイヤーが自信をもって販売できる商品を選ぶ。うなぎやサーモンのほか、塩蔵魚や魚卵も展開する。
「質の良いもの」の販売に注力することで、お客の支持を得たい考えだ。