エブリイホーミイグループの子会社であるWABLOSは、物販と飲食併設の新業態「SMART GOURMET 365」を展開すると発表した。1号店の「澤田商店 福山春日店」を5月2日にプレオープン、7月1日にグランドオープンする。

同店は精肉の対面販売や惣菜、野菜、食品などを揃えた物販と、焼き肉や炭火丼の飲食ブースを併設した新業態。売り場面積は17.5坪と、コンビニ以下の小型店だ。

精肉売り場では宮崎牛の中でも高品質の畜産農家に与えられる「グランドチャンピオン」の称号を得た乙守考志氏の「宮崎乙守牛」のほか、「宮崎県産あまかぁ~豚」など、牛肉・豚肉・鶏肉を扱う。肉はショーケースを設置し手切りで販売するほか、野菜や調味料なども併売し、お客のオーダーで、プルコギ、すき焼き、生姜焼き、野菜炒めなどの味付けや野菜トッピングを行い、自宅で焼くだけの「半調理品」としても提供する。


またコンテスト受賞経験のある職人が開発した手作り生ソーセージを販売するほか、入口付近では炭火で焼き上げた炭火丼や、店内で衣を手付けしたトンカツなどの惣菜を展開する。需要が高まる昼・夕方に出来たての味を届けるようにする。揚げ前の衣付きトンカツやコロッケなどの半調理品(冷蔵)も展開する。その他の物販スペースでは、野菜・米・調味料・玉子・乳製品・飲料・酒など、生活に欠かせない食品も扱う。



飲食コーナーには9席のカウンターを設け、グループの飲食店運営で培ったノウハウで出来立てを提供する。平日昼間(11~14時)は丼が中心、平日の夜(17~20時)と週末(11~14時、17~20時)は焼き肉を提供する。看板商品は「名物!じゃんじゃん炭火カルビ丼(肉盛り)」税込み759円など。



同店は「餃子の王将福山春日店」の跡地。隣にはセブンイレブンがある。精肉を中心とした商品構成と、飲食やオーダー味付け肉といった体験の来店動機で小型店でありながらどれだけ集客ができるか、注目だ。