アークランズは、10月2日、連結子会社のペッツファーストホールディングス(PFHD)の不適切な会計処理の疑義について特別調査委員会の調査報告を公表した。
アークランズは、2025年6月6日、PFHDの全株式を取得し、同社を完全子会社化したが、27年2月期第1四半期の連結財務諸表を作成する中で異常値を把握し、社内調査を行ったところ、PFHDで不適切な会計処理の疑いがあったことから、26年7月3日、外部専門家のみで構成される特別調査委員会を設置し、調査に乗り出していた。
調査委員会の調査結果によれば、PFHDからのアークランズへ報告されていた会計数値は、会計システムに基づく数値と比べて過大計上されており、その結果、アークランズの26年2月期の連結決算では、売上高で3億1700万円、営業利益で14億3700万円、経常利益で12億9700万円、最終利益で13億円が過大計上されていた。
原因は、PFHDのCFOが、独自の予測シミュレーションの数値を元に月次の着地を試算、それを月次の数値として報告していたため。さらに、その数値を元に四半期決算の連結報告書を作成していたことから、アークランズの連結財務諸表に虚偽表示を生じさせたと調査委員会は分析している。
また、調査委員会では、CFO主導の不正会計の発見が遅れた理由として、PFHDの取締役会や監査役が正しく機能していなかったことを指摘。防止策として、PFHDに対しては、CFOの人選やチェック機能の強化、不正の内部通報の仕組みの整備などを提案。アークランズに対しては、子会社ごとのリスク評価・追加モニタリングの強化、内部通報システムの子会社への適用などを提案している。

















