イオンは岡山県地盤のドラッグストアであるザグザグの保有株式を、3月21日付ですべて同社に売却した。イオンが5月29日に提出した有価証券報告書で判明した。イオンは2012年にザグザグと資本業務提携を結び15%出資、持分法適用関連会社としていた。

 ザグザグは17年に九州地盤のドラッグストアモリを主軸とするナチュラルホールディングスと資本提携を結び、同社の傘下に。岡山県、広島県、香川県、兵庫県、鳥取県、愛媛県、大阪府に210店舗(24年12月時点)を展開し、直近の売上高は990億円(24年8月期)となっている。

 イオンは今回のザグザグ株売却について「資本業務提携の解消。このタイミングとなったことも含めて、特に理由はない」(広報)と回答した。