100円ショップ大手のセリアは、店舗のスクラップ&ビルドを進めるとともに、全国に点在する未出店地域を開拓していく。2024年3月期の出店数は22年3月期(137)、23年3月期(132)と同水準の133だったが、退店数は22年3月期(46)、23年3月期(43)を上回る69となった。コロナ禍で見送られていた施設計画が具体化したり、出店に伴って自社競合を避けるために既存店を閉店したりしたことで、「移転」「貸主都合・満了」「不採算」すべての区分で退店が増加した。

 5月16日に行われた24年3月期決算説明会で、河合映治社長は「今後も動向を見極め、不採算店を積極的に退店する一方、出店については収益性を精査し、慎重に進めていく」と語った。

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