アルビスが小商圏向けの新業態に乗り出した。

 3月22日、石川県金沢市に小商圏戦略店舗「albis KULA SU(アルビスくらす)」をオープンした1号店となる「泉が丘中央店」は、売り場面積300坪を基準としたローコストオペレーションを採用している。

 店舗名の「アルビスくらす」は、お客の多様なニーズに合わせ、毎日のくらしに、おいしさと安さをプラスすることで、お客の利便に応えたいというアルビスの想いを反映した。

 店舗コンセプトは、名称の通り、おいしさと安さを「プラス」(訴求)する。 

 おいしさでは、地魚を使用した寿司や刺身を提供するほか、生鮮の魚を使った惣菜を切りたて・出来立てで販売する。このほか、惣菜では、だし巻き卵や生姜の竜田揚げ、森林鶏チキンカツなど、バラエティー豊かに出来立て商品を並べる

 一方、安さでは、 日替わりチラシや、水土日で開催している5倍ポイント・レシートクーポンを取りやめ、それを価格に反映する。 日配品や生鮮食品など、購買頻度の高い商品を毎日安く提供することで認知を高めていく考えだ

 なお、1号店の周辺には、競合といえる食品スーパーはないが、代わりにセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどのコンビニエンスストアは多い。アルビスは、生鮮食品の品揃え、味と安さを武器にコンビニと差別化を図りながら、小商圏の開拓を狙う。