青天の霹靂とはこのことだろう。北九州市に本社を構え、九州5県と山口、広島に120店を展開する食品スーパーのサンリブが2月13日、突然の役員交代を発表した。眞田義文専務取締役が代表取締役社長に昇格した一方、前社長はサンリブ退社の事態となったのだ。
社長交代の理由を同社は明らかにしていない。だが複数の業界関係者によれば、今回の一件は「クーデター」だったという。社長解任の決が採られたのは振替休日の2月12日。「取締役会で全会一致によるものだった」と関係者は明かす。その前の週の6日から11日にかけて、前社長は取引先が招待するゴルフツアーでハワイに滞在していた。その間にクーデターの準備がなされた模様だ。