アメリカ美容用品小売りのサリービューティが、オンラインの無料ヘアカラー相談サービス「ライセンスド・カラーリスト・オンデマンド」を全米に拡大している。

 サリービューティはヘアカラー、ヘアケア、ネイル、スキンケアなどプロ用美容用品を世界的に販売・流通しているが、消費者向けにも販売している。

 「ライセンスド・カラーリスト・オンデマンド」は、認定資格を持ったカラーリストがオンラインで個々の顧客とつながり、自宅で髪を染める際の悩みや要望などを聞きながら、1300色以上の商品から、それぞれの相談者に合った商品を推奨するというもの。相談者は商品を気に入れば、その場でオンラインで購入できる。相談時間は15分ほどで、ビデオ通話かチャットのいずれかを選べ、料金はかからない。

 サリービューティのジョン・ゴス社長は、「ヘアカラーについて、消費者は、画一的な方法ではなく、自分の目的に合った方法を求めている。我々は、消費者が理想の髪色を手に入れるためのサービスを、消費者がどこにいても無料で提供することを誇りに思う」と語った。

 同社では、このサービスを今年8月に二つの州で開始したところ人気となったことから、10月、全米50州に拡大した。