ベルクはDXの取り組みを加速する。同社は、8月3日、優れた技術を持つ異業種・異分野の企業団体と連携することでオープンイノベーションを目指す「ベルクデジタルラボ」(BDL)の設立を発表した。BDLでは、異業種・異分野の企業団体の交流・技術のマッチングや、ベルクの店舗を活用した実証実験に向けた検討の場として定期的なオフラインイベントの開催を予定している。

 その取り組みはすでに始まっており、今年4月には、クラウド録画サービスのセーフィーがベルク・フォルテ我孫子店(千葉県我孫子市)で実証実験を実施した。実験では、弁当コーナーにセーフィーが開発したAIカメラ「セーフィー ワン」を4台設置。商品を陳列した平台を四つの区画に分けてお客の滞留人数、通過人数、滞留率を計測したところ、特定の区画にお客が集中していることがわかった。ベルクの原田裕幸取締役システム改革部長は、「実証実験により、想定していなかった区画に多くのお客様が集まることがわかった。これからはカメラを使うことで勘頼みの陳列からの脱却を図りたい」と語る。

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