「北海道シチュー」25周年を機にブランド力を一段と強化

 ハウス食品のルウシチューブランド「北海道シチュー」が今年発売25周年を迎える。同ブランドは18年連続ルウシチュー市場トップシェアを獲得、2020年も売り上げ№1※を達成したロングセラー商品だ。節目となる今期、北海道シチューは味覚面の強化に加え、ブランド一体で打ち出すプロモーションを展開。さらなるブランド力の向上と売り込み強化を図る。

 近年、ルウシチュー市場はゆるやかな減退基調が続いている。コロナ禍で内食が増えた20年度も、市場金額はほぼ横ばいにとどまった。しかし、こうした環境下でもハウス食品は新たな食シーンの掘り起こしを継続的に実施。一皿完結の主食提案や、パンなどにつけて食べる「北海道フォンデュシチュー」のハレの日提案など、市場活性化策を次々と打ち出してきた。「コロナ禍では、自宅で家族と過ごす時間の価値が見直されたこともあった。『団らんメニュー』のシチューにはまだまだ提案の余地がある」(田村紘嗣食品事業一部2ビジネスユニットマネージャー)。ハウス食品は北海道シチューの訴求強化を軸に、ルウシチュー市場の底上げに挑む。

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