イオンのネットスーパー「グリーンビーンズ」の配送を手掛けるイオンネクストデリバリーはこのほど、業務効率化に向け、Hacobuが提供する配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」を導入した。トラックの発着時間から配送依頼、請求につながる実績までを一元管理することで、従来発生していた情報の転記や突き合わせ作業を削減している。

 イオンネクストデリバリーの輸送課は、グリーンビーンズのCFC(顧客フルフィルメントセンター)から各地の配送拠点への幹線輸送を手配している。ネットスーパーでは注文から配送までのリードタイムが受注可能件数に影響するため、各配送拠点におけるトラックの発着時間を迅速に把握することが重要になる。

 従来は、トラックドライバーから協力会社の担当者へ、担当者からイオンネクストデリバリーの管理者へと人づてに発着時間が伝わっており、リアルタイムでの把握が難しかった。管理者はチャットで届く情報をその都度転記する必要があり、1日約100件・約2時間、月換算で約60時間をこの作業に費やしていた。

 Hacobuが提供するMOVO Vistaの導入後は、ドライバーがスマートフォンから発着実績を直接入力する仕組みに変更。管理者の転記作業をなくすとともに、協力会社側の連絡工数も削減した。また、配送依頼や配送実績をシステム上で一元管理することで、増便やルート変更に伴う請求差異の確認も効率化。従来、月約10時間を要していた請求内容の突き合わせ業務も削減している。

 業務効率化で生み出した時間は目下、安全講習や管理者教育に充てているという。イオンネクストデリバリーでは管理者にも大型トラックの免許取得を進めており、ドライバーへの理解を深めることで、安全性やサービス品質の向上にもつなげている。

 同社は今後もグリーンビーンズの事業拡大に合わせてMOVO Vistaを活用し、将来的にはバース管理の仕組みとの連動なども視野に、管理領域をさらに広げていくことを目指す。