ベルクは8月1日、精米の安定供給体制の強化を目的とし、精米事業を営む、ナカムラ米飯を完全子会社化したと発表した。精米工場をグループ内に持つことで、生産者から玄米での直接仕入れを積極的に行うことが可能になる。
埼玉県越谷市に本社を置くナカムラ米販は1984年設立。「生産者の顔が見えるお米」にこだわり、新潟県、石川県、宮城県、秋田県、千葉県、茨城県など、各地の信頼できる農家から仕入れた高品質な米を独自に精米・販売している。
完全子会社化に先立ち、ベルクグループでは、ナカムラ米販が精米した米の仕入れを開始しており、昨今の米不足の状況下においても安定した集荷を実現するなど、すでにシナジー効果が表れ始めている。なお、今年6月、ベルク販売用備蓄米の精米もナカムラ米販が担い、迅速な店頭販売開始を実現した。