2025年3月28日午後1時20分(日本時間午後3時20分)ごろ、「100年に1度」とも言われる規模の地震がタイで発生した。首都バンコク在住の日本人らによれば、「体感的には震度3くらい」だったが、耐震性の低い建築物が大半であること、地震に不慣れな人が多かったことから商業施設では大パニックとなり、人々が外に逃げ出すという事態になった。
バンコクから1000km以上も離れた隣国ミャンマーのマンダレー近辺で起きたマグニチュード7.7の地震が長周期地震動だったため、遠く離れたバンコクでも揺れたとされる。タイ領土内でよりマンダレーに近い北部の古都チェンマイやそのほかの県では揺れをあまり感じなかった地域もあり、バンコクの地盤の弱さも揺れを引き起こした要因の一つかもしれない。