コーナン商事は3月22日、九州を地盤とするホームセンター(HC)のホームインプルーブメントひろせ(HIひろせ)を6月1日付で完全子会社化すると発表した。買収費用は非公開だが、コーナンの連結純資産の15%未満としている。

 1963年設立のHIひろせは、鹿児島を除く九州6県に、HC「スーパーホームセンター」や、食品スーパー(SM)とHCを組み合わせた「スーパーコンボ」、業務スーパーなど41店舗を展開。2018年4月に資本業務提携を締結したコーナンは、HIひろせの株式10.31%を取得し、疋田直太郎社長がHIひろせの社外取締役に就任したほか、PBの供給を行ってきた。

 HIひろせは新会社を設立し、業務スーパー事業を切り離したうえで、コーナンの完全子会社となる予定だ。

 コーナンはHIひろせの完全子会社化で、九州地域の事業基盤を強化するほか、SM事業への進出で業容拡大を図る。